LZ127Profile

フェルディナンド・フォン・ツェッペリン伯爵

GrafZ

レークハーストで「ヒンデンブルク」が大惨事を起こした翌1938年に、ロンドンで発行された書籍を入手した。フーゴー・エッケナー博士の著書で、表題は「ツェッペリン伯爵:その人物と業績」である。

原著はベルリンで発行されたらしいが、原著のオリジナルタイトルも発行年も表記がないので判らない。押してあるスタンプから見ると米陸軍のフォート・カーソン図書館の蔵書が廃棄されたものらしい。

レー・ファーネル氏の英訳本であるが、英文のなかに独文のほか仏文も混じっていてなかなか読みづらい。

珍しい写真が約十葉綴じ込まれているが、印刷は相当に鮮明であり、唯一度の飛行で不時着・解体された「LZ2」を湖面上で撮影した写真などは初めて見たものである。

目次はまえがきに続いて、出生と性格、幼年期・青年期、軍人・副官、プロシア戦役、ベルリン在任期間、独仏戦争、軍司令官、狂気の発明家、飛行船建造者兼操縦者、成就と終幕と十章にわたり、飛行船の発明以降の部分は半分以下である。

時間をかけて読んで行こうと思う。

    (工事中)  

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