午後、我々は再びツングースカ上空を飛行した。その上を通過するときに、ツェッペリンがそこに映った。それは、大きな頭の水中の鮫より大きくは見えなかった。人は千の鱗を見たと思ったに違いない。それは河面に立つ細波であった。
そのとき私は通信士に電報を渡した。それをここに示そう。
それは長い一章を書くよりも多くを物語っているからである。
8月17日金曜日、現地時間3時。
「輝かしい飛行。34時間半をかけて6000キロメートルを走破した。まだ、90時間分の燃料ガスと20時間分のガソリン、合計110時間分の燃料を保持しており、ロサンゼルスまで順調に連続航行可能である。」