乗組員・乗船者名簿

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フォン・シラー船長の著書「ツェッペリン」には凄い付録が付いている。

ツェッペリン飛行船製造社の建造した１１９隻の飛行船すべての飛行船指令（軍用飛行船の場合は司令と階級）がその飛行船の要目・経歴と共に掲載されているのである。

また別の付録には建造後、大西洋を渡ってレークハーストに移送し、アメリカ海軍に引き渡された賠償飛行船「ＬＺ１２６：ＺＲⅢ」の納入飛行時の全乗組員とアメリカ海軍引取委員４名の階級・氏名もあるし、「ＬＺ-１２７：グラーフ・ツェッペリン」の世界一周飛行の乗組員４０名の名簿も、北極探検飛行の乗組員と乗船した専門家の名簿もある。

１９０９年から１９１４年まで、その後１９１８年まで、１９１９年時点のＤＥＬＡＧ飛行船指令の名簿も掲載されている。

これにより入社したとき建造中であった「ＬＺ-１」を除くすべてのツェッペリン飛行船を設計したデューア博士が指令として乗船したことも確認できし、レーマン船長、フォン・シラー船長が陸軍飛行船を指揮し、フレミング船長が海軍飛行船の司令であったことも確認できた。

このほかにもＤＥＬＡＧ時代、ＤＺＲ時代を含め運航実績の統計データも多い。

１人で出来る作業時間には限界があるので、時間をかけて他のデータと照合しながら出来るところから掲載する所存である。

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